管理栄養士とはどんな仕事でしょう
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管理栄養士とはどんな仕事でしょう
管理栄養士 鈴木久美子の「健康の泉」           




普通の人は、お腹がすけば食事をしていますが、健康のためにバランスを考えながら食事している人は少ないものです。

しかし、病気になるとお医者様や栄養士から言われる事が急に大切に思え、食事に関して注意を払うようになるのです。

本来なら、病気になる前から食に関して学習しご自分の年齢、運動量、体質、体調などに合わせて食事していれば、病気になるリスクは 大幅に回避できるはずなのです。

 

一人でも多くの方に、正しい「食」の知識を学んでいただき、健康維持のためにお役立ていただければ、管理栄養士としての歓びになります。

 

一般的に私たちの主な仕事は・・・
1・・・外食産業や給食などで、健康を維持するための栄養バランスを考えた献立の作成。
2・・・アスリートの方達の特別な献立作成。
3・・・病気になられた方達の、栄養を制限した療養用のお食事の献立作成。
などです。

現在の私の専門は、3番の「療養用」の献立作成です。
昔から、食を通じて健康な社会つくりに貢献する事が私の夢であり目標です。

現在は、目標の一環として会社を設立し、腎臓病食・人工透析食・糖尿病食・糖尿性腎症食・塩分制限食・ バランス栄養食の献立を作成し、自社工場で調理したものを全国の方にお届けしております。

また現在、4カ所の透析クリニックと、デイケア施設へのお食事の提供も行っており、管理栄養士として
経営者として、多忙な日々を送っております。

 

鈴木久美子 プロフィール

 

昭和42年 神奈川県横須賀市生まれ

昭和58年 横浜国立大学教育学部付属鎌倉中学校卒業

昭和61年 神奈川県立鎌倉高等学校卒業

平成 2年 横浜栄養専門学校卒業
平成 2年 株式会社大日本給食(現 株式会社メフォス)入社

平成 8年 横浜鶴ヶ峰病院栄養課入社

平成17年 株式会社医療給食入社

平成18年 株式会社メディカルフーズ設立

 


東洋医学の「医食同源」という言葉が、”医療と食事の根源は同じである”という意味を表しているように、 栄養学は予防医療のためにとても大切な位置にあると思います。

最近は、「食育」という言葉もあります様に、口から摂り入れる食物に関しての教育の重要性も叫ばれて おります。

昔のように生活の圏内で取れた食物しか食べられなかった時代(身土不二)と違い、地球の裏側で取れる食物でも 新鮮な状態で食べられる時代です。

 

身土不二(しんどふじ)とは、身体と土(野菜など土から採れる。また同様に水も土から湧き出る)は二つにあらず・・・と言い表します。この言葉の意味は、「人間は生まれた土地の水で育った作物、その水や作物で育つ動物などを、食して生きることが健康に良い。」という意味です。

人間には、人種や年齢・性別・体質などに合った食物があります。これは遺伝子に組み込まれた 消化酵素が人種により異なっていたり、腸の長さの違いで肉食向きや菜食向きの相違があったりしますから、 「適食」には本来個人差があるわけですが、最大公約数的に同様な食事を摂らざる得ない状態にあります。

ですから、「飽食の時代」に生活習慣病と言われる、食生活の変化により、過去の時代にはあまり なっかった病気が、日本人の死亡原因の上位を占めるようになってきました。

そういう状況を改善する意味で、毎日料理を作る方が家族の健康のために、最低限の栄養知識を持っていると、 家内安全・無病息災でいられるわけです。

広い意味での、「食の安全」は、産地・残留農薬・賞味期限等だけではなく、個人の状態に適した食物を 食すことも、食の安全になります。



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